人気薄に保険を掛けておく場合

まだワイド馬券などが導入される以前は、馬券は単勝・複勝・枠連・馬連の4種類しかありませんでした。
そしてこの中だけで見ると、枠連というのはなかなか重宝されていた馬券でもありました。
ワイド馬券以降、馬単・3連複・3連単という馬券が次々導入されると、
枠連はほとんど意義の無い馬券という扱いになってしまいましたが。
昔の枠連は有力な馬が2頭同じ枠に入ってしまった場合には、その枠を一括りにして馬券を買うことはよくやられていました。
これなら購入点数を増やさずに馬券対象の馬を増やすことが可能で、
オッズは下がるものの保険を掛ける意味では頻繁に使われていた馬券なのです。
このほかにも、オカルト的な話ですが「人気馬の同枠の馬は買い」ということが言われていたこともありました。
人気馬と同枠に入った人気薄は思わず馬券に絡んだりするので馬券を買っておいた方がいいという意味ですが、
もちろんそれほど根拠のある話ではありません。
しかし、人気薄に保険を掛けておく場合にはよく使われた手法ではあります。
そして、理由ははっきり分かりませんが、同枠の2頭で枠連を買っておくと、
同じ対象馬の馬連を買った時よりも若干オッズが高くなるという現象は良く見られました。
JRAの馬券ごとの控除率の違いということなのでしょう。
この場合には馬連馬券を買うよりもゾロ目の枠連馬券を買っておいた方が少しでも得をするというのが,
一昔前の馬券オヤジの常識だったのです。
さっきも言った通り、馬券の種類が増えた現在ではフェアリーSの観点ではあまり存在意義の無くなってしまった枠連馬券ですが、
普段はシンザン記念をしない私の母親は大きなG1レースになると今でも「枠連2−7」を1000円ずつ買い続けています。
当たったらいいなの宝くじ馬券ではありますが、私にとっては枠連馬券はノスタルジックに浸れる不思議な馬券です。

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